GDPから見えること

為替相場は国の経済状況や政治によって大きく変動します。
ですので、こうした状況を示す指標がなければなかなか相場の変動を予測することができません。その時々の経済状況を調べる指標として政府から発表されますが、その中でもGDPは最も重要な指標の1つです。

GDPとは国内総生産の略で、1年間に生み出された商品やサービスの総額を表しています。GDPはインフレなどによる物価の変動分を考慮しない瞑目GDPなどが存在していますが、実質値で話されることがよくあります。

また、GDPの金額も重要ですが、それ以上に過去との比較や成長率で見られます。GDPが少しでもプラスであれば、景気は拡大していると言え、逆にマイナスであれば景気が停滞していると言えます。

またGDPの中身である個人消費や設備投資、公共投資、貿易収支などもよく確認するようにしましょう。これらがバランスよく成長していれば今後も安定した成長が期待できますが、何か足を引っ張るような分野があれば、たとえプラスでも今後の成長は不透明と言えます。GDPの数値だけではなく、その中身についても考慮するようにしてください。

物価指標・雇用指標と為替相場との関係

物価指標にも様々ありますが、最も有名なのが消費者物価指数です。消費者物価指数とは、消費者が購入するモノ・サービス価格を示したもので、各国共通で注目される指標です。

また、雇用指標も為替相場を予測する上で、重要な判断材料になります。雇用指標の代表的な指標は完全失業率です。ニュースでもよく見かける言葉ですので、知っている方も多いかもしれません。毎月の失業者数を労働人口で割って求められ、総務省が発表しています。

世界的に最も影響があるのはアメリカの雇用統計で、この発表がある日には大きく為替相場が動きますので、初心者のかたは見守っておくのが一番だと思います。指標にはいくつかありますが、特にアメリカが発表する指標には世界中の為替相場に大きな影響を与えますので、注意して見るようにしましょう。