貿易収支が為替相場に与える影響

為替レートは様々な原因によって変動していますが、その中でも貿易収支は大きな影響を与えています。貿易収支は貿易を行った国の収支のことで輸出額から輸入額を差し引いて計算します。もし、輸出額のほうが輸入額よりも高ければ貿易黒字となり、逆であれば貿易赤字となります。

もし、貿易収支が黒地であれば国内で外貨の通貨量が増えることになります。しかし、国内で外貨は使用できませんので必然的に通貨を交換することになりますが、その交換の結果、自国の通貨の需要が増え自国の通貨の価格が上がることになります。逆に貿易赤字であれば、自国の通貨が安くなるのです。

自国の通貨が上がれば輸出代金が相対的に経ることになりますので、結果として競争力は落ち、理論的には貿易黒字も減少する仕組みになっています。このように貿易収支も為替相場に影響を与え、絶妙なバランスで成り立っていることが分かります。

貿易収支は昔は大きな要因とされていましたが、今では国際間の通貨のやり取りが活発になりましたので、以前ほどの影響はないにせよ無視できない原因の1つでもあります。

金利が為替相場に与える影響

各国の金利も為替相場に大きな影響を与えていると考えられています。金利は外貨預金などの言葉が浸透しているように、日本が超低金利時代の今、海外の高金利の預金先を探している人が多くいます。これは日本だけでなく低金利の国も似たような状況で、金利は為替相場を動かす1つの要因となっています。

金利が為替レートを動かすためには、ある条件があります。それは国際間の資金の動きが自由になっていなければいけません。通貨の移動が制限されていた以前までは貿易収支が為替相場を動かす最も大きな原因でしたが、誰でも自由に通貨を移動させられる今では金利も貿易収支と同じように為替相場に影響を与える存在となっています。

しかし、金利と一口に言っても様々な種類があります。個人と法人でも異なりますし、期間によっても金利は異なります。その中で最も為替相場に影響を与えると言われているのは短期金利です。短期金利は各国の中央銀行など金融当局がその水準を決めていることも大切です。

金融政策が行われると短期金利は即座に変わってしまうので、為替相場にも大きな変動が見られます。ですので、為替取引においては、各国の短期金利の水準とともに書く金融東京の政策の姿勢を読むことが非常に重要になります。