為替相場に大きな影響を与えるのは貿易収支と金利だけではありません。
これらは経済面での要素ですが、経済面以外にも政治や自然災害でも為替相場は変動します。

まず政治についてですが、国同士での戦争にまで発展した場合は経済が停滞せざるをえないために投資も減少し、為替相場に大きな影響を与えることになります。

また、選挙などで政権が交代することでも為替相場が大きく変動することがあります。
政権が変われば金融政策や経済政策が変わるので、為替相場にも影響が見られるのです。

他にも自然災害が為替相場に大きな影響を与えることもあります。
日本では東日本大震災がありましたが、他の国でも異常気象などで大きな被害が出ていたりします。

こうした事件が発生した時に、必ずしも通貨が安くなるというわけではありませんが、大きく変動することは間違いないでしょう。
偶然性のある出来事については予想しづらいこともありますので、こうした時には取引を控えたほうが無難かもしれません。

株価と為替相場の関係

株式投資とFXとでは、相互に全く関わりの内容に見えますが、そんなことはありません。

株価は国内の企業の業績を大きく反映させています。企業の業績は国内の経済状況にも大きく影響されますので、株価が総じて高い時には通貨の需要も増える傾向にあります。
また、逆に不景気の場合は通貨の需要も下がり、価格が下落します。

しかし、実際には簡単に言えることではなくもう少し複雑な関係になっています。

貿易収支の記事でも出てきましたが、あまり需要が高まりすぎると競争力が低下し、株価を下げるキッカケになってしまいます。
円高を防ごうと政府が市場介入の動きを見せていたのはこうした理由もあります。

ここ数年、円高の傾向が強まっていますので、株価が上がれば円安になるなど逆転現象が見られています。
特に輸出産業の比重が高い日本ではこうした傾向が強く見られます。一概に判断はできませんが、こうしたことも頭に入れて取引を行うといいでしょう。